FARE Urushi Products | 現代的な漆のアクセサリー

2019/08/20 22:33

ピアスも指輪も大好きなわたしですが、実は金属アレルギーなのです。

最初に気づいたのは、たしか6年前くらい。社会人になって間もない頃でした。

夏場の仕事中に、首元にかゆみを感じたのです。

夏だしあせもだなと思ってはじめはやり過ごしていたけれど、日に日に悪化していくかゆみ。

市販の薬でも塗っておけば大丈夫だろうと思い、ドラックストアで買ったかゆみ止めの軟膏を塗って一時は治ったような気になるのですが、やはりかゆい。。

最終的には搔きむしりすぎて、同僚に「これ、どうしたの!?」と言われるくらい肌が荒れてしまっていました。


そのときようやく思い当たったのが、当時着けていたネックレス。

わたしはアクセサリーは基本的に年中いつでも、お風呂でも寝るときも気に入ったものを着けっぱなし。

「でも、もう1年以上着けているし…そんな急に反応することなんてある?」

と半信半疑ながらもそれを外して1日生活してみると、全然かゆみが出なかったのです。

それでようやく、これが金属アレルギーというものなんだと気付きました。

そういえば記憶を遡ってみると、学生時代にも安いピアスを着けていたとき、かゆくなったりかぶれたりしたことも。。その時点で気付けという話なのですが笑


そこから色々と調べてみると、安価なアクセサリー類はメッキ仕上げの場合が多く、最初は平気でも、後から汗などで表面のメッキがはがれてアレルギー物質が溶け出す可能性があることを知りました。

あと、人によってアレルゲンの金属への許容量が決まっていて、それがいっぱいになったときに症状として現れてしまうこともあるとか。


わたしの所感というか周りの人に聞いた感じでは、ピアスホールをたくさん空けている人が金属アレルギーになっている確率が高いような気がしています。

わたしも当時、左右合わせて9個空いていました^^;

日常から金属に触れているから耐性がつくというわけではないのですね。。


金属アレルギーの方はアクセサリーでは特にニッケルに注意が必要かと思います。

よくアクセサリーのお店でも「ニッケルフリー」というワードが使われているのを目にしませんか?

安価なアクセサリーにはよく入っている素材なので、アレルギー持ちは気にかけておきたいワードです。


正直わたしは検査をしたわけでもないので、何の金属に対してアレルギーを持っているのか正確なところはわかりません。おそらくそういう人も多いかと思います。

そういうときわたしが心がけているのは、素材や商品説明に以下の言葉が入っているものを購入するということ。


・金属アレルギー対応

・ステンレス

・チタン

・シルバー(SV925など)

・ゴールド(K18,K14など)


いままで購入したアクセサリーの中でこの言葉が入っているものは、夏場でも全くかゆみがでることはなく、失敗がありませんでした。

自分でこのルールを持つ以前、大好きだったアクセサリーブランド(結構高価な)で購入したネックレスがしばらく経ってアレルギーが出てしまったことがあり、すごくショックを受けました。。

「信じてたのに…!」みたいな笑


だからこそわたしたちは、金属アレルギーを持つ方々も安心して購入できるアクセサリーづくりを心がけています。

アレルギー対応の素材はやっぱり断然高価です。原価は高くなっちゃいます。

それでも、購入してくれた方がいつか裏切られたような感情になってしまわないように、ずっと安心して着けていられるように、金属アレルギーの自分が着けられるモノづくりをしています。


もちろん、人によってごく稀にアレルギーの出にくい金属にも反応してしまう方もいらっしゃるかもしれないので、ひとつの目安としてくださいね!


ちなみに、「漆=かぶれる」というイメージを持たれている方も多いかと思いますが、漆は乾いてしまったらかぶれることはありませんよ!

器にも使われているくらいですしね。